▶ ESTA (ELECTRONIC SYSTEM FOR TRAVEL AUTHORIZATION) は、アメリカのビザ免除プログラム(Visa Waiver Program:VWP)のもとで運用されているオンラインシステムです。
このシステムを利用することで、指定された国の市民は、観光、商用、医療目的、または乗り継ぎのために、ビザを取得せずにアメリカを訪問することができます。
旅行者はオンラインで申請し、アメリカ行きの航空機または船に搭乗する前に承認を受ける必要があります。
▶ アメリカのビザ免除プログラム(Visa Waiver Program:VWP)を利用して入国するすべての旅行者は、出発前に承認済みのESTAを取得する必要があります。
現在、42か国の国民がビザ免除プログラム(VWP)を通じてビザなしでアメリカに入国することができます。
VWP対象国以外の国の国民は、アメリカ大使館または領事館でビザを申請する必要があります。
▶ ESTAの承認は、発行日から通常2年間有効です。ただし、パスポートの有効期限がそれ以前に切れる場合や、個人情報(氏名、性別、国籍、パスポート番号など)が変更された場合は、その時点で無効になります。
重要な個人情報に変更があった場合は、新しいESTA申請を行う必要があります。
▶ 申請が一度提出されると、内容を修正することはできません。
誤った情報や虚偽の情報を入力した場合は、正確な情報で新たにESTAを再申請する必要があります。
申請内容がパスポート情報と完全に一致しない場合、飛行機や船への搭乗が拒否される可能性があります。
そのため、最終的な支払いを行う前に、すべての情報を慎重に確認してください。
▶ 次の旅行者は、ESTAの申請が免除されます:
- 有効な米国ビザ(B1/B2、F1、H1Bなど)を所持している方
- 米国市民および米国永住者(グリーンカード保持者)
- 米国大使館または領事館で発行されたビザを使用して渡航する方
- C1/Dビザで渡航する航空・船舶の乗務員
- カナダまたはメキシコから陸路で米国に入国する旅行者(ESTAは義務ではありませんが、空路・海路で再入国する場合は推奨されます)
- 政府公務で渡航する外交・公用パスポート所持者
- 国際連合(UN)のラッセパッセを公務で使用する方
▶ 重要な注意事項
- アメリカに一時的に入国する予定のトランジット(乗り継ぎ)旅行者も、有効なESTA認証が必要です。
- ESTAの承認は入国を保証するものではありません。最終的な入国可否は、入国地点で米国税関・国境警備局(CBP)の担当官が判断します。
- ビザ免除プログラム(VWP)の規定に違反したり、滞在期限を超過した旅行者は、将来的にESTAの承認が拒否され、ビザを申請しなければならなくなる場合があります。
- ESTAの申請料金は、承認・不承認にかかわらず返金されません。